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  • 2024.01.16.Tue

    2023年12月の最新新着情報  NMN機能性食品開発協会 橋本圭司

    2023年12月の最新新着情報  NMN機能性食品開発協会 橋本圭司

    12月では以下の最新情報をご紹介します。米国におけるNMNの状況に関して、食品会社等から協会に意見を求めてこられる事もあり、最新記事がありましたのでご紹介します(その他参考資料1)。協会としては、下記米国の状況に関わらず、品質の良いNMNサプリメントを日本のメーカーから出し続ける事が、市場の成長に繋がると考えています。高齢社会における健康寿命増進は、医療費の高騰を抑えるため重要であり、NMNが気軽に手にとれる環境を作ることは、それに対して有効な手立てに成りうるものです。また、米国においても、記事中にあるように別成分で同様の事例が起こり、訴訟が出された結果サプリメントとして販売が認められた事例があるため、まだ不確定要素が多いと考えています。記事を要約すると以下の通りです。米国食品医薬品局(FDA)は、2022年10月に、抗老化サプリメントとして人気のあるNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)を新薬として調査中であるとして、食品やサプリメントとしての販売を禁止しました。この決定は、NMNの利用者やサプリメント業界に衝撃を与えました。多くの人々は、FDAの方針が科学的根拠に基づいていないと考えています。一部の専門家や団体は、FDAの決定に対して訴訟を起こす可能性を示唆しています。今月の主なトピックスは以下の通りです。・ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)と、寒天の主成分であるアガロースから生成されるネオアガロオリゴ糖(NAOS)の共同治療をすることで、マウスの認知機能の低下を、それぞれ単独で投与するよりも効果的に軽減させました。以下研究の詳細です。1.本研究ではニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)と、寒天の主成分であるアガロースから生成されるネオアガロオリゴ糖(NAOS)の共同治療をすることで、マウスの認知機能の低下を、それぞれ単独で投与するよりも効果的に軽減させました。また、ミトコンドリアのダイナミクスを促進し、脳内のミトコンドリア融合タンパク質の発現を増加させました。脳の炎症遺伝子活性化も抑制することが観察されました。これらの結果から、NMNとNAOSの組み合わせは、ミトコンドリア機能の調節を通じて認知機能の低下を改善する可能性があることが示唆されています。 表題:Co-treatment of nicotinamide mononucleotide and neoagarooligosaccharide mitigates aging-induced cognitive impairment by promoting mitochondrial dynamics<対象>マウス<引用>Tao Li, Yanxiao Li, Qiaojuan Yan, Zhengqiang Jiang, Shaoqing Yang, Co-treatment of nicotinamide mononucleotide and neoagarooligosaccharide mitigates aging-induced cognitive impairment by promoting mitochondrial dynamics, Journal of Functional Foods, Volume 112, 2024, 105922, ISSN 1756-4646, https://doi.org/10.1016/j.jff.2023.105922.<URL>https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1756464623005224#b0125――以下、研究、トピックの詳細(翻訳)――<研究>1.Co-treatment of nicotinamide mononucleotide and neoagarooligosaccharide mitigates aging-induced cognitive impairment by promoting mitochondrial dynamics要旨ニコチンアミドモノヌクレオチド(NMN)とネオアガロオリゴ糖(NAOS)のミトコンドリア機能障害、下流のアポトーシス、炎症に対する相乗効果を、老化促進マウスprone 8(SAMP8)マウスとH2O2誘導ヒト肺線維芽細胞(MRC-5)の両方で評価した。NMNとNAOSの共投与は、受動的回避試験とモリス水迷路試験における学習・記憶障害を効果的に改善した。MNNとNAOSの補充は、SAMP8マウスの脳において、OPA1(37.4%)とミトフシン2(99.7%)を含むミトコンドリア融合タンパク質の発現レベルを増加させた。さらに、NMNとNAOSの共投与は、SAMP8マウスとH2O2誘導MRC-5細胞の両方で、Baxとカスパーゼ3のタンパク質発現レベルの低下、P53/P21/P16経路のダウンレギュレーションによって示されるように、細胞のアポトーシスを有意に阻害した。同時に、NAOSと組み合わせたNMNの食事介入は、TLR4/MyD88/NF-κB経路のダウンレギュレーションを介して炎症反応を抑制した。結論的に、NMNとNAOSの組み合わせの相乗効果は、ミトコンドリア機能障害を調節することによって認知障害を改善することができる。その他参考資料1.“Lawsuits Against FDA's NMN Ban Could Be ComingSoon”,https://healthnews.com/news/lawsuits-against-fdas-nmn-ban-could-be-coming-soon/
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